ショコラ

カティンの森のショコラのレビュー・感想・評価

カティンの森(2007年製作の映画)
4.5
“手帳”

第二次世界大戦中、ソ連軍によるポーランド人捕虜の大虐殺事件。

巨匠アンジェイ・ワイダ監督の、史実に基づく反戦映画。

連行された将校達の無事を祈る家族、しかしその願いも無惨に打ち砕かれる。

戦争犯罪のなすりつけ。

思わず目を覆いたくなるラスト10分の衝撃。

かの国の、昔も今も変わらない体質に憤りを感じる。

オープニング、そして無音のエンドロール前に流れる「ポーランド・レクイエム」が心に重く響き渡る。
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