akubi

めしのakubiのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
4.3
『無限な宇宙の廣さのなかに
人間の哀れな営々としたいとなみが
渡士はたまらなく好きなのだ』

みんなはわたしを「幸せそう」という。わたしは幸せなのだろうか。どこかに転がっていた 幸せ を、わたしは見落としていたのだろうか。
「今日は遅くなる」という電話でお互い嬉しくなってしまうことに背徳感を覚えなくてもいいんだよ。
不器用な男たち、ないものねだりの女たちだから。思い詰めてしまうまえに、少し 不真面目 に、生きてみようよ。毎日小さな 幸せ をみつけながら。

汽車の窓からちぎれて散りゆく読まれなかった手紙が美しすぎたし、妹の旦那が最高にきもちよかった。
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