Moomin

めしのMoominのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
4.7
講義にて とまらない演技
成瀬巳喜男 セット主義だと
室内撮影における人物の配置 演技
又、人物が二人で歩くという行為に対しての撮り方
原節子さんのとまらない演技 意識して鑑賞してみると面白い
(室内の撮り方ということで並べられた作品は小津安二郎の「彼岸花」)

主婦の形に疲れた原節子が、夫を大阪に残し、東京の実家に戻るお話
あたかも普通に流れる日常を的確に捉えている成瀬巳喜男の独特の雰囲気
残された夫の絶妙な葛藤や 東京の実家の兄弟の雰囲気など 時代を強く感じる作品だった しかし葛藤などは今の時代にも通ずるものがあるから面白い
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