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めしのlordanthonyのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
3.8
原節子ってやっぱりすごいな、と思う作品。

時代の移り変わりが少しかいまみえて、妻が夫を支えるという役割が主であることに疑問をもつという描写が今の時代からすると新鮮だった。

夫婦も家族ではあるけど、妻は自分の両親や兄弟も家族なわけで、東京に戻ったときのいろいろあるけど安心するみたいな感じが印象的。

ラストシーンはどう捉えるのか少し難しいところだけど、幸せなようにも見えたかな。成瀬監督は「女性映画の名手」と言われてるそうだけど、たしかにこの作品を観ると女性目線の描写が多くて、この時代としては貴重というかすごいんだなと感じた。
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