籠

めしの籠のレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
4.3
原節子のギリギリのエロスとおなじみの斎藤一郎とはまた違う早坂文雄の外国映画調の音楽によりタイトルから想像されるただただビンボー臭いだけの慎ましい世界とも不貞腐れた高峰秀子のいる他の作品とも違っていた。関西と関東(矢向登場)のバランスも見事な作品だと誰でも知っていることを今さら記録しておきます。「海よりもまだ深く」の台風は「台風クラブ」ではなくこの強風の引用と思われる。
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