ノートンは悪人なのか、更正は出来たか否か?ジョヴォヴィッチは本当にストーンの奥さんなんだろうか?あれやこれやが消化不良でイマイチ納得できなかった。
ただハッキリしていることは、テーマとデ・ニーロは密接している。"空虚な善人は悪になるし、時によっては破滅をもたらす"。序盤の奥さんに対する態度と、ある行動は最低だったし、それ以降の関わる相手に対する態度も無関心。正直あれだと周囲の人間、皆シルエットなんじゃないか?そういう愚鈍な人間だったら、あの顛末は納得だなあ。
ただそれを巧く描いているかというと、否かな。明瞭にすべきところはもっと明瞭にすべきだった。ジョヴォヴィッチも悪くないけど、他に適任いると思う(押しの強い女性に惹かれる男の心理は得てた気がする)。
何か惜しい映画だった。
要約するならそんな感じ。