五条司

新少林寺/SHAOLINの五条司のレビュー・感想・評価

新少林寺/SHAOLIN(2011年製作の映画)
5.0
何度も見ていますが、改めて鑑賞したくなったのでレビュー書きます。この映画は本当に何度見ても面白い。文句なしの満点です。1912年が舞台の映画なのでおそらく辛亥革命で中国国内がごった返していた時の話だと思うのですが、中国の同胞同士で内紛を起こしてアジアを植民地化しようとする西欧諸国の恐ろしさなども如実に描かれており、時代劇としても大変優れた映画だと思いました。新少林寺の魅力はその脚本の面白さだけに留まらず、僧侶たちの少林寺拳法による派手なアクションシーンもまた見どころです。銃を持った相手に愛しても素手で立ち向かう少林寺憲法のまっすぐさと心意気、またすべての力は弱きを助けるためにあるという考え方が本当に素敵です。少林寺が舞台の映画なので仏教の教えがふんだんに盛り込まれており、非常に考えさせられる映画でした。見た後は心が浄化されたような清々しさを感じますので、週末どの映画を見ようか悩んでいる方は新少林寺を鑑賞されることをおすすめします。キャスト陣も主演アンディ・ラウ、敵役にニコラス・ツェー、脇役にジャッキー・チェンと胃もたれするほど豪華です。
五条司

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