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新少林寺/SHAOLINのspitfireのレビュー・感想・評価

新少林寺/SHAOLIN(2011年製作の映画)
3.7
「レイジング・ファイア」の続編的タイトル「怒火蔓延(Raging Havoc)」が発表され、アンディ・ラウとニコラス・ツェーの共演となることが発表されました。大変めでたい!ということで過去の共演作をチェックしてみました。というか本作もベニー・チャン監督なんですよねー。

そしてなんというか、これも運命を違えてしまった男と男の話なんだな!という感じ。武に光を見出したアンディ・ラウと、暴力に取り憑かれてしまったニコラス・ツェー。アクションは苛烈、ドラマ撮影は濃厚でにっこり。

テーマ性で概ねシリアスなトーンで撮られているんですが、見せ場では個性を立てる方向で、シーンごとに味がブレる傾向はあります。ニコツェーは耽美過ぎるし、ゲストのジャッキーはジャッキー生の味がするし、爆破が始まると火薬の量が想定の3〜5倍ぐらいはある。リアリティラインが迷子と見るか、これもファンサービスと見るかで評価が分かれそう。私はだいたい美味しくいただきましたけども。
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