パンケーキレンズ

スイミング・プールのパンケーキレンズのレビュー・感想・評価

スイミング・プール(2003年製作の映画)
3.5
作家が主人公の映画って、パラレルワールド的なヒネリ(仕掛け)があるのが多いので、そういう点では予想内ではあるんですけど、やっぱ、オゾン監督特有の毒っ気っていうんですかね、目に見えん「毒霧噴射」っていつも言わせてもらってるんですけど、その威力が後から来るジワジワ系♩

神経質なミステリー作家のおばさん

自由奔放なセクシー美女
っていう、女のドロドロが渦巻くミステリー劇場

女の欲望か!?それとも復讐か!?

っていう感情がめちゃめちゃ色濃いにも関わらず、表面的には以外とサラサラしてるのがこの映画のスゴイとこ!

観る人によって、どこまで深いドロドロまで潜って行けるか、その別れ目みたいなのがあるのが楽しいですね♩

とりあえず
連れ込む男の見た目からして、毒素満載w

黒パンツの気持ち悪さったら、ありゃしないw

合わせ鏡に映り込んだ姿とか
母親のものであろうドレスとか
あと十字架とか
小物使いが上手いので
現実と妄想の境界線ってのが、ハッキリしていなくても、意外と1つの世界として成立しているんですよね

あのフンドシみたいな黒パンツだけは、どう考えてもナイけどな〜(爆)

ミステリーおばさんの終盤のエロティックが、なんともいえないカオスを生み出して、それはそれは一興でした♩