シャーロット・ランプリングを堪能するフランソワ・オゾン作品。どこまでが妄想か現実かわからないまま終わる。後は自分の好きな解釈で、ということらしいです。
フランスの美しい光の中、プールの水面がきらきら揺らめいて、若いリュディヴィーヌ・サニエの肉感的なボディがプールサイドに横たわる。年配の地味な女流作家を演じるランプリングとの対比が可笑しいほど効いてる。前半はランプリングの表情の演技にゾワゾワし、後半でサスペンスが加速してゾワゾワする。
当時57歳のランプリングが不器用にダンスしたり、全裸になったり、表情だけで嫉妬心を表現したり、それだけでも観る価値があるように思う。オゾンらしくて面白かった!