まさかのボブ・フォッシー監督作品!!
人気を博したものの若くして殺害されてしまったプレイメイト、ドロシー・ストラットンと、その夫であるポール・スナイダーの実話を基にした映画。なかなかサスペンスフルな作品でした!まさかフォッシー作品とは言われなきゃ分からなかった!
ウェイトレスだったドロシーを見初めたポールのおかげで、瞬く間にプレイボーイ誌の看板プレイメイトに上り詰めていくドロシー。しかし、彼女とは対照的にどんどん落ちぶれていくポール。次第に資金も底をつき、ドロシーの稼いだ給料を自分の娯楽や生活費に当て始める始末。
そんな絵に描いたような退廃的な愛にくたびれたドロシーはポールを捨てることを決意するものの、なかなかポール諦めが悪い...。嫉妬に駆られてエスカレートしてゆくドロシーへの歪んだ愛の果てとは。
ジュリア・ロバーツのお兄様、エマ・ロバーツのお父様であるエリック・ロバーツが文字通りの体当たり演技で挑んだポール役。
実際の写真と比べてみても本人とそっくり!!ムキムキだし、程よいナルシスト感とクズ男へのなりきりぶりがすごい!悪役が多いイメージですが、本作では憎みきれない人懐こさと脆さを兼ね備えた何とも難しい人物を見事に演じていました。
相手役のドロシーを演じていたマリエル・ヘミングウェイは本作のために豊胸手術をしたらしい。その献身ぶりに脱帽です...。
全編に流れる音楽や使われてる衣装、すべてがザ・80's感炸裂!クリフ・ロバートソン演じるヒュー・ヘフナーを取り囲むお姉様方がみんなファラ・フォーセットみたいでした。いいなあ、80年代!!