スター80の作品情報・感想・評価

「スター80」に投稿された感想・評価

これも怖い。自分がポルノを見ることで植え付けられてきたイメージへの暴力的な更新。
それこそ80年代の音楽とか、プレイボーイの写真とか、何も考えずに接してきて軽薄なイメージを植え付けられてきたものがある。この映画で描かれる裸は確実にエロいが、それも私にこういったものに接してきたバックボーンがあってならだ。この映画では、その軽薄さが暴力的にある悲劇へ移行させられる。
イメージショットの時点で怖いと思っていたが、映画を見てみるとこれは静止画なんだよね。図らずも遺影になってしまうこと、シャッターの暴力性。『ヘルタースケルター』もこの方法論で撮って欲しかった。
実際のプレイメイト殺人事件の映画化。自分が発掘した女性が有名になり嫉妬に狂うポン引き風男が痛い。アイトーニャは本作と作りが似てる。被害者主演のギャラクシーナも見たい。
実話に基づいた作品。男性の嫉妬深さ、被害妄想、攻撃的な割に精神的には脆弱な部分がなかなか良い演出と演技でちゃんと描かれています。

男で劣等感の強い自分には「分かるな~」という点が結構多かった記憶。
tak

takの感想・評価

3.6
 実際に起ったプレイメイト殺害事件を題材にした人間ドラマ。ショウビズ界の裏側を描くことはボブ・フォッシー監督の得意とするところだ。ダスティン・ホフマンの熱演が忘れられない「レニー・ブルース」も、ショウビズ界に没頭するが為に身を持ち崩すロイ・シャイダーが印象的だった「オール・ザット・ジャズ」もそうだ。センセーショナルな話題や華やかなミュージカル場面だけがそれらの魅力ではない。ショウビズの世界で生きる人間たちの姿がきちんと描かれていることが人間ドラマとしての魅力になっているのだ。この「スター80」も然り。プレイメイト・オブ・ザ・イヤーに選ばれたドロシー・ストラットン殺害事件を題材にしているのだが、そうした話題性だけでなく、ここに描かれる登場人物たちの心情が見事に描かれているのが本作の魅力であろう。

 バンクーバーの田舎から出てきた18歳が成長し、悩み、苦しむ姿を、マリエル・ヘミングウェイが大熱演。まずは彼女あっての映画だ。この撮影の為に豊胸手術をしたというエピソードが当時報道されていたのを覚えている。劇中見られる彼女のヌードも実に美しい。これを見るためだけでも、この映画に対価を支払う価値は十分だ。彼女の夫ポール・スナイダーを演ずるのは「暴走機関車」のエリック・ロバーツ。彼女を見いだした男という役柄で憎まれ役でもあるのだが、次第に狂気に陥る演技は真に迫った熱演。ゴールデングローブ賞にもノミネートされた。「プレイボーイ」誌トップのヒュー・ヘフナーはクリフ・ロバートソンが演じている。”プレイボ-イ・マンション”の華やかな様子が描かれているのも興味深い。

 時代背景となる70年代後半のヒット曲が流れるのも音楽ファンとしては嬉しい。ポールが派手な車に乗りながらガンガン流しているのが、ロッド・スチュワートの Do You Think I'm Sexy。他にもビリー・ジョエルの Big Shot や Stilleto(恋の切れ味)、ダンスホールでは Just The Way You Are も流れている。
hideharu

hideharuの感想・評価

2.5
2018.6.21 DVDで鑑賞。
劇場公開時はドロシーストラットンの事も知らなかったし、マリエルヘミングウェイも好きじゃなかったので見なかった。

ハリウッド恋愛痴情殺人事件といったところか。
まあ有りがちな妻(または恋人)がチヤホヤされて嫉妬に狂った男が無茶する系な話。

マリエルヘミングウェイはこの役が欲しくて豊胸手術をまでしてしまい、アッパレと思ったボブフォツシーが採用したとかしないとか。

カナダの田舎の小娘がチャラい男に引っかかりプレイメイトにまで上り詰める話の中に、事後の描写や実録っぽく関係者インタビューみたいのが挟み込まれてウザい。
直球で時系列通りの展開の方が良かったと思うけど。

嫉妬深いチャラ男がもちろん悪いけど、周りのドロシーをモノにしたい悪どい大人達の犠牲になった二人って感じがします。ドロシー19歳、チャラ男も28歳くらいだった。

ただドロシーを演じたマリエルもブスだけどドロシー本人もそんなに美人じゃないよな。そして映画の中では「女優の才能が〜」みたいな事言われてるけど昔「ギャラクシーナ」を見たけど大根も良いところだったけど。

それに後日談の方がもっとドン引き展開。二人の破局の原因になったのは映画ではアラムなんて名前になってますがピーターボグダノビッチ監督でこの件に責任感じてドロシーの母親と妹を世話するけど、成長した妹を整形手術させてドロシーとソックリにして結婚した。キモい話。

そういえばドロシーの母親役は往年のセクシー女優キャロルベイカーだった。
季節の変わり目ですからね、バネ指はテーピングで固定中。眠い訳ではございません。老眼です。プリンスです。
最近、私の観ている映画にある共通点がある事に気付いた訳であります。それは、ある種類のキャラクターを持つ男達であります。現代ではストーカーやメンヘラなどと簡単にカテゴライズしてしまいますが、そんな言葉は無かった時代のノビノビと狂った男が今回の作品にも出て来る訳です。
さて、懐かし映画、スター80のレビューであります。
あのギャラクシーナ主演のプレイメイト、ドロシー・ストラットンの短い生涯&殺害事件の実話となっております。この手の作品は、ふざけたレビューは御法度でございます。バンクーバーのデイリークイーンでアルバイトをしていた冴えないJK、ドロシーが一躍スターダムにのし上がってゆくサクセスストーリー。そんな彼女を見出したのがチョビ髭マッチョのナルシスト、無駄に綺麗な瞳のポール君。持ち前のバイタリティとハッタリで彼女を芸能界に売り込む訳ですよ。勝手に履歴書送られての、パターン。ついでに結婚もしてみたりと、抜かりがない。
ヤレよヤメろよと、身勝手なマネージメントが功を奏しまして、アレヨアレヨと、スターダムにのし上がって行くドロシー。わたくし、こう見えて純粋な日本人でありますので、米国に於けるプレイメイトなるもののステイタスには疎いのですが、ヤフー知恵袋によりますと単なるヌードモデルとは歴史や格が違うとの事であります。
しかし困ったことに、この神聖なるプレイメイトとして成功を収めようとしているドロシーの足を引っ張り出すポール君。この人の空気の読めなさ加減と、ちょっと引っ込んでてくれ加減が尋常じゃなくてホント恥ずかしいのでございます。関係者、皆ドン引きからの置いてけぼり感の末にドロシーに金をせびるようになるとゆう、安定のヒモ変化。こーゆう展開はね、非常に観ていて辛いですよ。フミヤ、高杢に桑マン、マーシーも仲直りして欲しい!
このケースは男女の問題も絡んでますから、まあ厄介。
ある映画監督の助言などもありまして、別れを切り出すドロシー。落ち着け、ポール!話せばワカル!ほら、手切れ金!
さあ、どうなる!!て、まあ、殺害事件ですからね、無理です。なんとクライマックスのシーンは、実際の現場となった部屋での撮影だとか!その必要性あります!?許可降りますかね!
しかしながら妙なドキュメンタリー番組風な独特の作りで、全体的には暗い雰囲気でもなく笑えるシーンもあったりしますから、サクサク観ることが出来るのが救いでしょう。
ドロシー役、マリエルヘミングウェイはややゴツく、10代には見えないのが難点ですが、ポール役のエリック・ロバーツの怪演は目を見張るものが御座います。これじゃ女の子は皆イチコロね。逆に妹さんのジュリアロバーツ、ズレタオルでチョビ髭マッチョに痛めつけられる映画に出ておりましたね。
80年代のギトギト感に耐えられる方、後からジンワリ効いて来る映画に耐えられる方は観て損は御座いません。
またレビューに時間かかり過ぎました。次こそは簡潔にまとめます。でわまた!
まどか

まどかの感想・評価

3.8
80年代の暑苦しさが良い味出してる。
ポールの、人をモノとしか見れない、行き過ぎた自己愛に吐き気。ダンスのシーンはほとんどないけど、テーマがボブフォッシーらしい。
20170913
昔どこかで読んだ本作の評がクサし気味だったので、フォッシー作品の中でも着手が後回しになってしまったけど、オール・ザット・ジャズにも増して観ている間の人生反省会感が半端なかった。胃が痛い。フォッシーさん、ありがとう。
Kentaro

Kentaroの感想・評価

3.0
ありふれた愛憎劇で没入しきれず。実話に基づいているという点ではショッキングだった。

ボブ・フォッシーの卓越した映像センスを堪能した。細かく刻まれるカットはスタイリッシュでドライブ感があるし、音楽もツボを突く選曲でいちいちシビれる(ビリー・ジョエル!)。

ヘミングウェイの孫も可愛い。
yoeco

yoecoの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ボブフォッシーぽくない!

劇中の映画監督は、実際はピーターボクダノヴィッチなのだが、まさかこのあと妹ルイーズと結婚するとは思わなかった。事実は小説より奇なり。
ヒロインのドロシー役はヘミングウェイの末裔だし、ポール役はジュリアロバーツの兄で、エマロバーツの父だし、内容以上に驚きポイントたくさん。

最初からドロシー殺されるのわかってるので、ハラハラはしない。

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