子供に見せようとは思わないかな~…全体的に人間に都合良く見えてしまった。
異種間交流ものって、たとえば“背中にのせてくれる”というエピソードがあったとして、相手が“乗せてくれる”=心理的にウェルカムのアクション、が大事なんだけど、この作品のドラゴンは作中でも名言されるとおり[ペット]なんだよね。ペット…子供向けファンタジーでペットってなぁ…。
なので主人公とドラゴンの絆の積み上げ方に、知能差が大きすぎて入り込めず(羊や倒したドラゴンと、絆を結んだドラゴンたちとの扱いの差を思うとかなりエゴイスティック)。
絆って飼い慣らすことなのか?
ネコや虫をヒントに作られたドラゴンの生態が魅力的なのと、人間側の“ズートピア的な「生まれと適性」の葛藤”ストーリーが良いのでそれだけでも見られるんだけど、ドラゴンとの友情を期待して見るとモヤっとする。