ポルノスター誕生から転落まで描いた傑作群像劇。
育った環境もあってか26歳という若さで作り上げた監督のいろんな意味で変態っぷりが炸裂した一本。
ゴッドファーザーであり、アメグラでもある今作はオープニングのロングショットからカマされる演出。マグノリアでも垣間見れたがこの紹介を兼ねたカメラワークが本当に秀逸。
その後もキレキレのカメラアングルと名優たちのキレキレの演技を延々と見せられるので2時間30分という時間があっという間。
そして外せないのが時代背景をしっかり捉えた曲使い!70年代から80年代中期に向かって絶え間なく流れ続ける時代を抑えた名曲の使い方が本当に素晴らしく、ラストにしっかりヒップホップも抑える所は脱帽モノ。
ローラースケートで踏み踏みするシーンと、爆竹坊やの奏でる爆音が緊張感を高めるあのシーンは特に好き!
そして言わずもがなラストの鏡にご挨拶するシーンは最高‼︎
鏡に語る映画にハズレなし。
俗物を見下す社会へのアンチテーゼ!最高!
セックスするとこ囲んで拝むなやww