風来のリヨナ

女ドラゴンと怒りの未亡人軍団の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

3.5
楊家の行手は阻めぬ♪

代々国に仕え、前線で戦いを繰り広げてきた楊家の一族。この度、そんな一家に、最強の部隊が全滅したとの急報が…。それは彼らの大黒柱の死を意味する…

悲しみに暮れる間もなく、一人息子である文広を家長に立てたところ、やな偉い人から一万の兵で10万の兵を討てという、自殺に等しいお達しが。楊家女傑も一丸で文広のサポートをするぜ!家長の仇を討つのだ!…みたいな。



我々の目的は一人が十人殺すこと!
中華製のドラゴンの視聴を熱望されていたので、中華製のドラゴンを観ます。(なんだこの邦題!)と思ったら、ジャキチェン氏の製作で納得。ドラゴン付ければ良いのか?!

誉れ高き女傑たちの軍を主体に。20分くらいで仇と接敵して、20分くらいでバカスカ犠牲を出しまくり第1決着という鬼テンポ。5分くらい休んだらまたずっと戦って…5分くらい休んで…。…と、とにかく勢いのみで展開し続ける無双ゲー的な戦国アクションになります。

ツッコミどころが追い付かないハチャメチャ系でありつつ、インドめいた情報量で後半は完全に疲弊!多過ぎる彼女らの把握は不可能ですが、未亡人たちの名前と一緒に『武器 八卦双頭槍』とか『武器 鋼鉄双棒』とか、各々の獲物が紹介されるのは相当面白かったです。梅花穿心針!

ちなみに楊家が女子だらけの理由としては、とにかく国のために戦う家柄のせいで男がもはや文広しか残っていないという、シンプルに全員寡婦(未亡人)の状況。笑っちゃ駄目だけど流石に笑うって。

個人的に気に入ったのは、いいぞ!(大集団褒め)、大の字で空中に飛び上がり矢の雨を庇う人、男ども橋を作れ!(橋になる男たち)です。
風来のリヨナ

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