RIO

告白のRIOのレビュー・感想・評価

告白(1969年製作の映画)
4.1
スランスキー事件 「血の粛清」

1951年チェコスロバキア プラハ
外務次官のジェラールは目隠しをされ
連れ去られた

英雄が一夜にしてスパイとなった

身に覚えのない罪に問われる
国家転覆罪の疑いを掛けられ
無実を晴らすために抵抗するも
飲まず食わず、睡眠もとれず
あくる日もあくる日も厳しい尋問に合う

党が間違いを犯すはずはない
独房と取り調べに
21ヶ月耐え抜いた

決して転向せず闘い
身の潔白を訴えるジェラールを
イヴ・モンタンが演じ切る
尋問される最中のみじめさと
釈放されてからの優雅な感じのギャップは見物
気品を感じる

イデオロギーの対立、人種問題
ぎりぎりの中を支え続ける忠誠心
沈黙と忍耐で名誉を回復した壮絶な日々を
目の当たりにする
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