想像していた内容より遥かに優しい愛の物語で驚いてる。
悲しさと優しさが同じだけ存在するサスペンスははじめてかもしれない…
事件が解決するとか、誰かが幸せになるとかわかりやすい着地点が無く
良いことも悪いことも漂って渾然一体のままただ物語の中の"事実"として描かれている点でとても現実味があり、好ましかった。
人生には完全に割り切れる正義も悪も無くただ事実があるのみ…無常。みたいな気持ちでぼんやりしていて、まだ感想にするまで消化しきれてない。
小池栄子さんの不審者の役が異様に上手くて笑う。
笑わない井上真央さん素晴らしいな。
フライダディフライもソロモンの偽証も好きなので、この監督さんの作品をまた観てみようと思う。