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八日目の蝉のnonのネタバレレビュー・内容・結末

八日目の蝉(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ためになる:★★★★
おもしろさ:★★★★
泣ける:★★★★
ほっこり:★★★
ハラハラ:★★★
ストーリー:★★★★
構成:★★★★
映像:★★★★
音楽:★★

本妻、不倫していた愛人(永作博美)と同時期に子どもができる。男は愛人の方に子どもを堕ろさせる。ちゃんと離婚してきれいにしてから産もうと言って。
堕ろしたきわこは子どもを産めない体になった。

本妻は妊娠した体できわこのところに行き、罵声をあびせる。

赤ちゃんを一目みて、すべて終わりにしよう。そう思い忍び込み赤ちゃんを抱っこする。しかしこの子を私が守ると思い、そのまま連れ去ってしまう。


話はその連れ去られた薫(井上真央)が大きくなり、記者(小池栄子)に話を聞かれながら進む

しかし薫は話そうとしないし、覚えていないと言う。思い出すことがいけないことだと思っているから。

きわこと薫はエンゼルホームの中で暮らしていたが抜け出し、そこで出会った久美ちゃんの実家のある小豆島で暮らすことになる。

きわこと薫の日々は穏やかで、一緒にいられるだけで幸せを感じていた。

大人の薫は妻帯者と関係を持ち、子どもができる。きわこと同じ状況。薫は産むと決意する。


記者と薫はエンジェルホームで一緒にいた仲で共にエンジェルホームや小豆島を巡る。

町をめぐると、薫の中で思い出が蘇る。そして、昔行った写真屋さんで初めてきわこの写真をみる。。


それまで出せなかったら思いが溢れ出す。そして、お腹にいる誰かにきれいな景色をみせたいと。

きわこが自分にみせてくれたように。

写真を撮る前きわこはすべてを薫にあげた。目に見えない全てを。きわこは薫を本当に愛してた。それは薫の記憶の中に残ってた。


涙が止まらなくなる。

きわこはただ、女性としてふつうの幸せを感じたかっただけ。


好きな人の子どもを産んで

いろんな景色をみせてあげる

ふつうの幸せ。


8日目に生き残ってしまった蝉は
他の蝉よりもキレイな景色を
みたのかもしれない。



母親の愛の強さ。
改めて子どもほしいなーって思う。
不倫はいけないことだけど、本当に辛かったとおもう。



話にこれといったオチはない。笑
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