このレビューはネタバレを含みます
何を正しいと言えばいいのか
分からなくなる作品。
放置された赤子を誘拐し救い出した女は100%悪なのか。
自分を母親だと偽り他人の子を攫ったとしても?
ひっそりと、でも幸せに生きてきたけれど
2人の姿が新聞に大きく掲載された事により見つかってしまう。
幸せそうな楽しそうな本物の親子と何一つ変わらない姿で写っていたからか。
なんとも皮肉な終わり方。
女は警察に確保され、
子が保護された直後に女が言った言葉。
「この子はまだ、ご飯を食べていないんです。
よろしくお願いします。」
母親にしか出せない言葉をここで持ってくるか。、と
気分のいい作品ではないはずなのに
数年に一度は無性に観たくなる