八州雄会

八日目の蝉の八州雄会のレビュー・感想・評価

八日目の蝉(2011年製作の映画)
3.5
実在の不倫殺人事件に発想を得て描かれたドラマで不倫相手の赤ん坊誘拐事件を通して母性愛について描く2011年の作品


ネタバレになるかもですが・・・


いきなり裁判シーンから始まり事件の全容が分かります。もうそれ以上掘り下げようも無いような気がしながら観ていました。

不憫で重い空気のシーンが続きますが、でも最後の最後で 秋山真理菜(井上真央)の「何でだろう もうこの子が好きだ まだ顔を見てないのに」とお腹の赤ちゃんの事を話すセリフに救われます。

それにしても姉妹のように過ごした安藤千草(小池栄子)と再開できたのは良かったかもしれません。

あと、野々宮 希和子は誘拐した赤ちゃんを女手ひとつで4歳まで育てられたのですから、最初から丈博の子を産んで育てていればと今更ながら思います。