憎んでなんかなかった、本当は、この島に戻りたかった。でも考えちゃいけないって。ラストまで、釘付け号泣だった。誘拐犯の女が捕まるとこも、大号泣。
本当の母親にとってみれば、人生返して欲しいと思ったかもしれないけど、娘からしたら、女に育てられた年月と、小豆島で暮らした日々は、素晴らしい愛情たっぷりの4年間だったことを、気が付いていながらも、蓋をしてた。
当時いくら父親の愛人が誘拐犯だったとしても、女が母親だった事は、疑いもしてなかった。女と薫が手を繋ぎ歩いてる所、薫を抱っこしての逃亡シーン全て印象深い。永作博美ハマってた。薫は子にはなれなかったけど、女がなりたかった母親になりたかった。苦しい程切なく、好きな映画かもしれない。
