めたわに

ワイルド・バレットのめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

ワイルド・バレット(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

男女問わず、ポール・ウォーカーが好きじゃない人っていますか?かっこよすぎてちょっと…という人はいるかもしれませんが、まずいないと言いきってもいいんじゃないかと思います。

そんなポール・ウォーカーが、金欠でダメチンピラな父親&夫を演じるといっそう素敵に感じる不思議。ギャップ萌か。いやギャップ無しでカッコいいんだよなぁ。ベラ・ファーミガとの洗濯機の前での絡みは鼻血。
インディー系だったようですがインディー感はゼロ。

マフィア抗争、警察の汚職、親子の問題・絆、アイスホッケー愛、小児性愛の変態、潜入捜査…様々な事柄が、一丁の拳銃の行方とともに絡み合う。

Point
・アンゾのかっこ良さ(普段痛めつけていた、養子であるオレグを庇いマフィアに撃たれる)!ロシア人でジョン・ウェインかぶれであり、最後はジョン・ウェインさながらの退場っぶり。かっこつけすぎでかっこいい!
・ジョーイのチンピラぶりと家族想い。妻テレサは勿論、子供母ちゃんの体調まで心配。
・デズ&エデルの変態夫婦。これは本筋とは関係無いし、ストーリーに必要じゃないと断言出来ますが、デズ&エデルの胸くそ悪さを、テレサ(ファーミガ)が吹っ飛ばしてくれる。テレサやるじゃん!オレグも助かるし。だからこのエピソードは無駄じゃない。それにしてもデズ&エデルのビビットカラーに染まった家は狂気。
・オレグのキャラ、そしてジョーイとの共闘のホッケーリンクのシーンの迫力とドキドキ。
・オレグを庇った潜入捜査官ジョーイの死…「二度と埋葬させないでよ」「棺に何を入れたの?」のハッピーエンド。

いろいろあったが、一丁の銃からここまでストーリーをふくらませ小気味良くまとめるとは、しかもポール・ウォーカー&ヴェラ・ファーミガ。非の打ち所が無い個人的名作。
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