デイヴィッド・リンチ監督作品初体験。
消しゴム頭の男の奇妙な物語。
月並みな表現ですが、悪夢みたいな映画です。
これはこういうストーリーであるっていうことを映画が明確に提示しないので、「この映画を理解した！」とは一生ならないですね。あくまでも観る者に解釈を託す映画です。
鉛筆で描いたものを先っちょの消しゴムで消したときに出た消しカスで表現した映画って感じでしょうか(何言ってんだ)。
製作、監督、脚本、編集、美術、特殊効果。それら全てをリンチが務めたって、彼は一体何を考えていたのだろう……。
主演のジャック・ナンスの表情が良かったですね。自分が彼の立場なら多分あんな顔になります(笑)。
奇妙で不気味な、そして唯一無二な映画体験でした。
