「日本のことわざには義を見てせざるは勇なきなりというのがある」
真田広之の…西部劇サムライ!!
1860年日米修好通商使節団に潜り込んだ攘夷派の上条だったが活動資金を強盗に奪われてしまう!その場に居合わせ父を殺されてしまった少年トムと敵討ちの旅に出ることに!また、御庭番の為次郎がそれを追う!そこに暴力教師とならず者生徒共も合流して…!という映画。
西部劇時代にサムライとニンジャを突っ込んでみようという美味しい映画…だが全体的には牧歌的と言うかかなりまったりしている。
ライジング斬みたいなのを期待していたのだが。
勿論ドンパチシーンは有り、真田広之の決めカットもあるのだが分量としてはあまり…という感じである。
と言うか為次郎の竹中直人のクセが強過ぎる。
カレー粉を入れたように出ると竹中直人味になってしまうのがいいのか悪いのか。
全体的には一味足りず別の味が大幅に突っ込まれているがまぁ不味くはないので成立はしている…という作品である。
「皆さんにはガンではなくガッツの持ち合わせがないのです!」