open your eyes, before you get hurt.
辛辣なことば。現実の冷たさをこんなに伝えるプリンセス作品があったのね。
ニューオリンズとジャズ。えくぼの可愛いプリンセス。初めて見たけど、思ってた以上に大人が見ても楽しめる作品だった。
シンデレラストーリーであり、アメリカンドリームを描きながらも何か違う。魔法や願いだけに頼らず「努力」で夢を叶える。ハッキリとメッセージがあるのは、舞台や登場人物のバックグラウンドも相まってわかる。すごく伝えようとしているんだな、と思うし、実際に当事者たちはこれに勇気づけられたのか、どうだろうか。
ジェンダーロールの描き方にも変化。フリン・ライダーやクリストフが生まれる予兆ではないけれど、従来プリンスとは全然違う。お金もちと結婚すれば、名誉ある相手と結婚することが幸せという概念に疑問を投じること。今っぽい流れがこの時から訪れてたんだなあ。
歌のシーンの絵のタッチとか、(ヘラクレスっぽいなと思ったら監督タッグが同じ)ヴィランのシーンがガチで怖いとことか良かった。
久しぶりに映画で涙が出たわ〜。
