パンケーキレンズ

ウィンターズ・ボーンのパンケーキレンズのレビュー・感想・評価

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)
3.5
後戻りできない
誰にも頼れない
前に進むしかない・・・

残酷な描写が殆ど無いのに、すごく恐ろしかった
それでいて
「父は、いったい何処へ」というサスペンス的な要素が、程よく観る者を刺激する

真実を知るのは誰なのか・・・

まともな大人がいない、、絶望にも近い現実の中で
軍隊の面接シーンが、なぜか一番印象的だった
まだまだ大人になりきれない、10代の少女
彼女に一番必要な助言や手助けをできる大人が、もっと近くにいれば・・・

そして、“BONE”と少女の接点に、痛い衝撃が走った・・・

物語が進むにつれて、だんだん険しくなっていくジェニファーの表情
だけど、どこか強く、美しく
ながれるカントリーミュージックがまた切なく
寒さのなかに放たれた、彼女の熱い感情が、とても印象的に描かれていました♪