りーん

穴のりーんのレビュー・感想・評価

(1960年製作の映画)
3.7
脱獄のためにひたすら穴を掘るお話だった。
床を堀り壁を削り、シャバへの出口をひたすらに。
一見すると地味かもしれないけど、仲間たちと代わる代わる人力で穴を掘るシーンはなんだか見入ってしまう。
穴以外にも、刑務所内での知恵の効かせ方が面白かった。窓伝いに小包届ける場面とか印象的。
あの状況で「哀れだな」って、罵倒されるより鋭い言葉だなと思った。
あと、差し入れとかでもらうビスケットやパンが美味しそうに見える。白黒なのに。
りーん

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