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「穴」に投稿された感想・評価

こいけ

こいけの感想・評価

5.0
脱獄モノでフランス映画というと個人的にはブレッソンの抵抗を思い出すが、没入感と緊迫感、手にフォーカスが行く感じも似たようなエッセンスを感じる。

3〜5分穴を掘り続ける長回しは痺れるものがあった。名作。初めてジャックベッケル作品見たけど面白い、もっと見たい。
刑務所モノにハズレがないのは何故?
刑務所モノの展開として脱獄するしかないはずなのになぜここまで面白くできるのか
服役囚が醸し出す悪者の雰囲気が魅力的なのか
単純に一般人が踏み入れられない
メディアでも取り上げられないコンテンツ故興味をそそられているのだろうか
刑務所内で企まれている悪行や裏取引等に緊張が走るのもムショモノのいいところだ

腕を出せる程度の窓から小包を隣の房に渡すシーンには感心した
面白いこと考えるなぁ
実際にコレもやられてたと思うと凄いよな
この映画アルカトラズパターンで初っ端から脱獄計画実行だから
本当に終始緊張感が凄い「バレるバレるww」って展開が序盤くらいからあるがガチで目が離せない

そしてラストね…ラスト…凄いね

2021年 406本目
三登

三登の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

刑務所からの脱獄を描いた作品。ただひたすら穴を掘っていくだけなのに、この緊迫感。

ラストの鏡越しに写る大勢の刑務官の姿はトラウマになってしまう。久々にドキッとした場面でした。

個人的囚人のメンバーが皆個性的で好きです。マニュ役のフィリップ・ルロワのクールな格好良さが素敵。ロラン役のジャン・ケロディが実際の脱獄囚というのも驚き。

上手く言葉にできませんが、心惹かれる演出が多かった好みの作品です。
Ricola

Ricolaの感想・評価

4.2
初めて観たジャック・ベッケルの作品はこの作品である。
今回はその初鑑賞から約3年半ぶりに再鑑賞した。
この『穴』は私の敬愛するジャック・ベッケルの遺作であるが、彼のそれまでの作品の多彩さを体現する以上に、彼が磨きをかけてきたであろう人物描写と、それに状況描写を補完する小道具の使われ方がやはり特に素晴らしかった。


この作品では様々な小道具が登場するのだが、それは刑務所での生活に密接に関わっているものである。
そういった小道具が、脱獄までの道のりで用いられる重要なアイテムとしてうまく変換されていることが強調されている。
物語の冒頭では、一見なんの変哲もない単なる日常的な物がやけに強調される。
パンを切るナイフや同部屋の囚人たちの共用スプーン、コーヒーやスープを入れる小鍋と中くらいの大きさの鍋などがクロースアップで強調して映される。
ということは…そう、これらは脱獄の準備のために使われる道具なのだ。

それから脱獄に向かうにつれて、一見関係のないところでも緊張感が張り巡らされていることも、小道具を通して連想される。
囚人への差し入れの中身を確認するために、看守がナイフで切り刻んでいく様子もクロースアップで映し出されるシーンが象徴的だろう。このシーンではその様子を見つめる囚人の緊張した表情もクロースアップで捉えられている。
この固唾をのむほどの緊張感は、脱獄がいつバレてもおかしくないという状況下でのそれを、集約化させたもののように感じる。

そして、部屋の中から外を監視するための手作り潜望鏡という小道具。
いわゆるフレーム内フレームとして映画的には機能する小道具だが、その小さなフレームに廊下の様子が収まっており、廊下の奥まで目が行き届くことは明らかである。
このように、必要なものは制約のある環境下でも何とか手に入れたもので作ってみせるのだ。

そして登場人物の描写についてである。
最初に穴を掘っていく際、それぞれ交代で一人ずつ床を叩いていく様子が、丁寧に長い時間映される。そのやり方の違いからも、彼らのキャラクターの違いがよく表れている。  
とりあえず力を込めてガンガン掘り進めていく者や丁寧に出てきた小石や砂をかき集めて容器に入れて取り出す者など。わざわざ彼らの顔を毎回映すわけではないが、その動作や画面に映る最低限の情報から、誰がどれだかある程度検討がつくのである。
この無駄がなく自然な演出は、ベッケルの作品全体に見られる特徴の一つであると思う。
Claude Naumann氏は『七月のランデブー』の導入の「電話」のシーンを、ベッケルのスタイル確立の象徴であると述べているが、まさにそこで言われている効率性や自然さは、この穴掘りの序盤のシーンと通ずるところがあるのではないだろうか。

そして最後に、個人的に好きな演出に注目した。
それは暗い地下通路を歩いている際の光の演出である。
暗闇のなかで、即席ライターの灯りが彼らのいる範囲だけを照らすため、カメラから遠ざかっていくほど、その明かりによるフレームがどんどん小さくなっていくのだ。
そのショットは何度か繰り返されるが、緊迫感を感じる中でのオアシスのような存在である。

この作品はたしかにサスペンス映画であるが、巧みな人物描写や小道具の用いられ方に対する執着など、やはり一時は「犯罪物」を嫌っていたベッケルらしい、主題が小さく、細やかな観察眼と登場人物愛にあふれる作品なのである。
totoron

totoronの感想・評価

-
これが1960年の映画とか信じられない強すぎのカメラワーク。ハラハラしすぎてずっと緊張してたし気抜けなかったのに実話か、、「哀れだな」の破壊力、その一言が全て。
amo

amoの感想・評価

4.1
驚くべきなのはこれが実話に基づいているということ。
5人の渋めなオッサンたちがひたすらに穴を掘るストーリーです。そう、本当にただ穴を掘る…だけなのに緊張感と心理描写が凄い!
こんなにずっと穴を掘っている動画なんて普段観ないので、貫通するまでソワソワして看守にもソワソワして心臓が持ちません。そして5人全員の団結力とチームプレイがさすがでした。

実際にこの脱獄に関わったジャン・ケロディの貫禄が素晴らしい。一般人でありながら俳優としての演技力もあり、しっかりチームを引っ張っていました。そしてやはり穴掘りに手慣れています🕳
セメントだから2-3日でいけるって、私も言ってみたいです。
ラストの台詞も色んな考えが出来て楽しい作品でした。
実際にあった脱獄事件が元の映画で、
しかも出演者の一人(ロラン役)が
その事件に関わっていた脱獄囚の一人だったというのがすごい

ハラハラしすぎず、心地良いドキドキ、変な含みもなく、ずっと面白い
明菜

明菜の感想・評価

4.2
210903

穴掘る音がやたらでかくて絶対バレるやろ!!っていう緊張感で苦しいほど

ラストがほんとに 。
い

いの感想・評価

3.5
終始脱獄する為の穴を掘ってるだけなのになんだか魅力的な作品。1.8倍速で観たけど。

差し入れ品のチェックで、看守がパンやらバターやらをナイフでサクサクサクサク切っていく手際の良さが観てて気持ちよかった。1.8倍速だったから余計に。

BGMはほとんどなく、穴を掘る音、地下水道で水が滴る音だけが響き、没入感がすごい。

同房のメンツがそれぞれキャラが濃くて良い。特に脱獄のベテランの無駄の無さと大胆さがカッコ良かった。
りな

りなの感想・評価

4.0
今作、ちょい苦手な「古い+モノクロ」な作品。
でも、
フォロワーさんのレビューで、
なんかとっても気になったのでチャレンジです✊
それにしても
脱獄映画ということはわかってましたが、
これほどリアルに穴を掘る行程を見せられるとは…😅

わたし的に脱獄映画に付き物って思っていた
①ドSな所長や看守
②仲間割れや囚人同士のイジメ
③もともと無実の罪での投獄
とか、ぜーんぶ無かった🙃

とにかく人物像も会話も必要最低限。
穴を掘り、
砕けた土やコンクリートを掻き出し、
鉄格子を削る。

音楽もほとんど無くて、
その代わりに、
壁を叩き壊す音(グワーン、グワーン、グワーン、グワーン…)
鉄格子を削る音(ギコ、ギコ、ギコ、ギコ…)
が、バレるんじゃないかってほど大きな音で、
ひたすら耳に残る。

そんな感じの作品ですが、
退屈どころか
いつしか自分も穴を掘ってる脱獄犯のそばにいるような臨場感と緊張感に包まれていきます。


面白かった〜👏👏
教えてくれたフォロワーさんありがとう💗

実話ベースってことで、
「ふぁぁ〜こうやって脱獄していったのか〜😳」って、作品の中に入り込んで興味しんしんで見入ってしまった👀

あと、手作り砂時計や差し入れをめっちゃ手際よく切って怪しい物が入ってないか探す刑務官の職人技とか面白いシーンがたくさんあった👍

そして、
ラストがなんとも…😳⁉️
ロランの言葉はどういう意味🤔??

今作は、鑑賞後にまだまだ深い余韻を残す作品でもありました。
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