穴の作品情報・感想・評価

「穴」に投稿された感想・評価

yadakor

yadakorの感想・評価

5.0
嫌いな映画に嫌いな理由はあるけど、好きな映画に好きな理由なんか必要ないな
abdm

abdmの感想・評価

4.0
脱獄映画ってのは基本どれも主人公にとっての脱出口、脱獄法はただの穴ではなくて彼自身の何かをメタファーになっていて、それを考えるのが醍醐味であると私は考えてます。
今作でも題名にもなっている通り穴は全編にわたって非常に重要な意味を持ち、また時代背景も大事。
ニューシネマの先駆け。
超絶クールで超絶静か!
独房や深夜の地下通路で、プロフェッショナル達の情感抜きの会話が飛び交うカッコ良さたるや。
映画的新鮮さに溢れた脱獄と看守のやり過ごしテクも見てて面白すぎる!
或いは、物が時に乱雑に時に丁寧に破壊される演出の妙なエロチックさ、渋い男優達の凄まじい眼光に支配された顔面力と、顔をそらす唯一の女の不穏さも強烈。

それまでの静寂を打ち砕くクライマックスに被さる哀れな男のシャウト!
最後の最後に切ない「ブロマンスモノ」だったと示してくるあたりもカッコ良悲しい。

贅肉を削ぎ落とした演出に唸ること間違い無し!面白すぎた!
これは間違いなく記憶に残る脱獄映画にランクインです。
5人の囚人が凄まじいチームワークでこっそり夜な夜な掘る掘る掘る。
静寂に響く歩く音.叩く音.削る音.掘る音、それにこの手の作品特有のこのスリルが堪らない。
大体、脱獄映画の刑務所の所長は嫌なヤツなイメージだけど、あれ?割といい人?って思わせておいて、やっぱり曲者な匂いをプンプン漂わせている。
ラストシーン、予想していない訳ではなかったけど思わず声をあげてしまった。あれは夢に出そうなくらい衝撃的な画だった。
tom

tomの感想・評価

4.0
誰に勧められたんだっけなあ。古い映画なのでなかなか見つからず、やっと発見して見れました。

ただの脱獄映画ではなかった。

いかにもフランス映画という感じでした。

最後のセリフ、哀れだな。がいいですね。
メインキャストである囚人5人全員が個性と人間味がありとても魅力的。
ただコンクリートに穴を掘るという長回しのシーンはリアリティがあり、砕けていく様子が心地よくさえ感じる。
60年のモノクロ映画にも関わらず退屈に感じることがなく、音楽が無いことで効果音が際立ち、終始緊迫感が漂っている。
間違いなく脱獄映画の最高峰。
Okuraman

Okuramanの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いや無理でしょっていうまっさらなコンクリを金属の棒で叩くときに繰り返されるピキーンみたいな音が衝撃だった。その音や突然の暴力に怯える新入りはやはり異分子なのだった。穴を掘る作業をそのまま見せる演出、自然に録れた音が鉱同様心地よかった...
『抵抗』も観よう...
傑作。とにかく傑作。鍵穴、覗き穴、やすり、顔、あらゆる要素の繋ぎが気持ち良くてクールだ。クールだ!けれどそのブレなさ、計画の進行が揺らぐ瞬間、「寄り道」をして以降の緊張感たるや!
情感を削り動きで語る演出に紛れ込む怪しい女が言語化し辛い魅力を体現してる
その女が現れて以降外界の教会の鐘が幻聴として流れ始め、全てがひっくり返されるラストへ!
ナビ助

ナビ助の感想・評価

4.1
面白い。俳優の目について考えさせられる。穴を掘ることの可能性について考える最後。
明日から 穴を掘る
自宅の庭やら
役所から 穴を掘る
さあさあ 空には
どうにか掘れないか
考えているところ

穴から空 転げ落ちて
気がつけばそこは
知らないところ

明日から 穴を掘る
自宅の庭から
憧れの島に着く
さあさあ シャベルは
どの手じゃ持てないか
考えているところ

穴から空 転げ落ちて
気がつけばそこは
知らないところ

気を強く持てば
そこは
知らないところ
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