穴の作品情報・感想・評価

「穴」に投稿された感想・評価

otom

otomの感想・評価

4.0
ディテールが割とザルで穴だらけな気もしなくはないけれども、それも気にならないくらい最後までスリリング。身近な特大サイズの穴に気がつかない心理の穴と、とっても上手い作り。刑務所では連帯を乱す罪は何より重いのだねぇ。良作。
ただひたすらに5人の男達が穴を掘る。
BGMもなく緊張感が漂う中ひたすらに
脱獄の為に穴を掘り続ける。
まずは地下道に続く穴を
そのあとは地下水道から地上に続く道を
穴を掘る。
なんでこんなに脱獄モノって楽しめるんでしょうね。
バレるかバレないかの具合も抜群で
どうやってバレないように穴を掘り続けるかの小細工も絶妙でそうやるんだっていう
驚愕のやり方で進めていく。
それからのあのラスト。
実際にあった事件だってんだから驚き。
白黒映画ならではの緊張感と絵作りに
のめり込んで鑑賞していた。
そんな映画。
ジョーの存在が菊千代のようにピリリと効いている。
緊張。
人間模様。
エンターテイメント。
そんな葛藤が最後に待ち受けているとは…!
このエンドはぞくぞくする。
マンホールの蓋一枚隔てたこっちとそっちのコントラストの描き方が秀逸。
mtmt

mtmtの感想・評価

3.8
フランスでの脱獄事件を描いた作品。多くは1つの雑居房の囚人5人の間で展開していく。スリリングな物語で、特に穴掘り時などの作業音が印象的。なるほど途中で効果音や音楽が全くない事に気づいた。また地下通路を探索する時の映像は、暗闇と光りのコントラストが美しい。見事な手法で臨場感を醸し出す映画だった。
穴が貫通して、ショットが向かい側の視点に切り替わる瞬間と、地下水道を躊躇なく走る二人があげる水しぶきの、何ともいえない不吉さ。
macoto

macotoの感想・評価

4.3
掘って掘って掘りまくる…。
手作りの小道具を用意したり
脱出するためのアイデアが次から次と
出てきてシンプルでいておもしろかった。
看守の目を盗んで着々と事を進める。

この緊張感がたまんないよね!

ロベール・ブレッソンの ”抵抗”は
ひとりが淡々と作業を進める…地味にね。
最悪は同室の人間を殺す覚悟まであった。

犯罪を犯す仲間というもののほころびは
慎重を重ねてもどれほどあっけないものか
見せつけられたような気がした。。
aoi

aoiの感想・評価

4.4
おもっしろい!!
ひたすら穴を掘るカットがすごく長いけど、地道…というか地味!地味なんだけど、だからこそとても引き込まれる。

脱獄を企てる4人部屋。
ヤサグレた?囚人たちの中に、「異質」な好青年が加わることで、物語は回り出す。

この映画の気に入ったところは、刑務所の中でもきちんと倫理やルールが存在していて、結末含めて社会の縮図が見えるところ。
囚人たちはTHE・映画な非人道的な扱いはされないし、看守たちともある一定の距離を保ちつつ、管理する側・される側としての信頼関係がある。まあ模範囚の部屋だしな。

囚人同士も差し入れを分け合ったり、些細なことに「ありがとう」と言い合える関係がまた良い。
結構重い罪で服役中の囚人たちなのに、そこにはモラルや調和が存在していて、一つのコミュニティができている。
些細なことでも「ありがとう」「ごめん」を言える関係ってすごく好き。
mercyを「すまない」って訳すのはとても日本人的だよね。

右隣から左隣へ、こっそり荷物の受け渡しを中継してあげるシーンが連帯感あって面白い!

# 198/2018
かーく

かーくの感想・評価

4.0

脱獄というより心理劇だった。すごい丁寧で原始的で最後の爆発は圧巻だった。食べるシーン何気に好き。正直者も考えもんだな…
ちたか

ちたかの感想・評価

3.7
…?!?!
構図がカッコよすぎる 基本的に穴掘りの長回し映像なのに真剣に見入っちゃったなぁ〜
ハリウッド映画の見過ぎでラストちょっと拍子抜けしちゃったけどお前、そういう人間だったってことだな
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