1947年の脱獄劇の実話を映画化した、
ジャック・ベッケル監督の遺作。
舞台はほぼ刑務所の牢獄と地下道のみ。
5人の人間味あふれる泥臭さ、
看守との関係性、
脱獄のために作り出されるあらゆる道具も…
めちゃ面白かった!!!!
無駄な説明やBGMがないのが良いし、実際の脱獄王が演じてるのヤバすぎ。
とにかく登場人物が良すぎたな。
フランスのイケおじたちって感じでかっこいいし、癖がありながらも情に…
白眉は穴を掘る場面。
床を叩く、壁を叩くのをひたすらにしつこく延々と見せられるのだけど、それが緊張感も切迫感もその先の希望への渇望もオールインで、一生見れる。
コンクリートのアップであんなにアガっ…
昔、私が治験のアルバイトで大変ヒマだったため20枚くらいTSUTAYAでDVDを借りて持ち込んだのですが、この作品が一番良かった記憶があります。
是非イヤホンで鑑賞すべき、音響が大変重要な役割を演…
ただひたすらに5人の男達が穴を掘る。
BGMもなく緊張感が漂う中ひたすらに
脱獄の為に穴を掘り続ける。
まずは地下道に続く穴を
そのあとは地下水道から地上に続く道を
穴を掘る。
なんでこんなに脱獄モ…
大傑作。陰影のバランスが見事で、のっぺりとした未決囚収容所の空間に人物たちの衣服の皺が落とす影だけが黒く沈む。にこやかに差し入れの食べものを分け合う冒頭では、脱獄ものにあるまじき和気藹々とした雰囲気…
>>続きを読む「脱出したい」という思いが、「脱出したい」という思いによって破綻する。知性が、その壁を穿つ。感情が、その知性を穿つ。異端の侵入による崩壊。完璧だったはずの策に開けられた大きな穴。人類の、人類による、…
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