ヌーヴェルヴァーグの映画作家たちに愛された監督であるジャック・ベッケルの遺作。
囚人五人が脱獄を試みて「穴」を掘るという単純きわまりない話だが、驚くほどに面白い。なぜか。それをトリュフォーは簡潔…
鉄の棒でコンクリートを叩き、唸る轟音とともに穴が掘り進められていく。その光景に抗いがたい高揚を覚えてしまうのは、人類が文明と同時に獲得してしまった破壊への欲望が、確かに今も息づいている証左なのだろう…
>>続きを読むまるでドキュメンタリーのように、脱獄準備の作業工程を淡々と映し続ける。
そこに感情的な演出やドラマチックな劇伴は一切存在せず、とにかく徹底して飾りを排除したスタイルを貫いている。
まずこの姿勢がカッ…
この映画で驚いたのがひとつはこれが実際にあった事件だということ、もうひとつが役者の1人が実際のこの事件の脱獄囚だということ。
しかも、その人はラストで「哀れだな」と言う人らしい。
実際に言ったのかは…
映画の題材となった実際の脱獄事件の脱獄囚がキャストとして出演してるっていうのが凄すぎる。道具の調達から鍵まで関門をスイスイと突破しすぎてて違和感は多少あったけど細かいギミックを駆使して計画を進めてい…
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