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護送兵
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『護送兵』に投稿された感想・評価

Караул カラウル(1989 )

ソビエト内務省の護送部隊の囚人移送列車が舞台。
日常的に暴行を受けていた兵卒が、同じ部隊の多数の兵士を殺傷し、逃亡する。

87年には同様の事件がリトアニアの兵士によって引き起こされており、実際の事件をモデルにした映画との紹介が多い。

原作は70年代に書かれていると事で、まぁ、似たような事件が起きてしまったらしい。

囚人と変わらない退屈な任務が、延々と描写され、囚人への暴行、兵卒への暴行が散発するのみの反復系。

ひたすら淡々とした作り。96分。

ほぼ8割が列車内で、通路は車幅の三分のニが牢なので当たり前に狭く、物理的な閉塞感が緊張感を高めている。
正直言ってしんどいだけだが、カメラは良い。
スタイリッシュであると思う。

もちろんと言うか、劇伴無し。

車窓からの景色が最高なレンフィルム作品だが、本作では、その景色さえ格子越しで情報量が少なく、下手をすると明暗でしか無かったりするのもポイント。

さらには十字架を背負った人物が遠くを歩っていたりして、それを見る若い兵士共々印象的。


ハナシが動くのはラスト15分のみ。

ラスト10分強はパートタイムカラー。
中ボス登場で、映画全体の印象がガラリと変わる。とんでもない切れ味。

そしてラストの強烈さ。
なんだよコレ。何処で死んでんだよ。


全然ダメな自動翻訳で半分まで観て、イヤになった後、少しまともな字幕がでる動画を発見。
コレまためげたんだが、ラストまで観る価値あった。

現実世界の事件では、囚人と変わらない待遇だった犯人の擁護論まで巻き起こり、上官の投獄まで発展、ある意味ソビエト崩壊での民意を象徴する事件だったのかも知れない。そして、本作の存在も同様。

ロシア語のレビューサイトを覗いても、紛れもなくソビエトだ、の声で埋め尽くされていたりする。

普遍性が高く、ソビエトを描いているが、それはソビエトで撮ったから。
たぶんどこの国にも当てはまる。
イヤだねぇ。

監督は、チェキスト、ククーシュカのアレクサンドル・ロゴシュキン。

監督の暗黒度高すぎ。

監督への本国での評価は、ソビエト崩壊時に流行りに乗った軽薄な作品を撮ったが、その後はコメディを撮っていてよろしい、とまで言われていたりする。

2021年に亡くなっており、残念なかぎり。

※本作の次は、SF作品
Tretya planeta(1991)。

放射線地域に住むミュータント達の治癒力を求め、病気の娘を連れた父親が、ゾーンに侵入するハナシ。
ヒーリング系なら面白いのに、センスのないストーカーみたいな謎作品。
それなりに面白いと言うか、設定以外良くないと言うか、微妙。
本作を観ると、ちょっとしたグロ描写に、頑張りが見えており、後年作のチェキストはもしかしてネクロ系なのかと感じた次第。