いちみる

ブラックブックのいちみるのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックブック(2006年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

⚜️

🌹ラヘルは前半、ユダヤ人は〜と嫌味などを言われたり、身を潜め、ユダヤ人であることを隠している。後半はナチスに加担した裏切り者として捕まり酷い仕打ちを受ける。生きるためナチスにスパイとして潜入したラヘル。また、ナチス側だけど争いをやめにしたかったムンツェ。ナチスの全員が悪ではないんだなと思った。
🌹ラヘル、最後は幸せな家庭を築いていたから良かった。でも、本音ムンツェと幸せになって欲しかった。永遠に続いてほしいはフラグすぎるよ…。
🌹ラヘルを助けてくれる人、愛してくれる人みんな殺されちゃう。ラヘルはこの苦しみからいつ解放されるの?後半、早く幸せになって!って気持ちでいっぱいだった。
🌹ムンツェと寝るために陰毛まで脱色するあたり抜かりなさ過ぎ。そんな手があるとはと細かい部分で感心してしまった。
🌹家族を殺したフランケンの伴奏に合わせて歌うとか最悪。一緒に踊ったりするし。しかも裸も見るし、おっぱい触られそうになるし…反吐が出る。顔から気持ち悪いが溢れてた(役者さんごめんなさい)。
🌹ムンツェに全てを話し、フランケンの悪事を告発。でも金庫の中には財宝がなく、逆に反逆罪としてムンツェが捕まってしまうとは。エグすぎる。モヤモヤ止まらなかった。
🌹フランケンとハインはユダヤ人騙して財宝奪っちゃおう計画に関わってる悪い奴らって分かってたけど、まさかスマールとハンスが裏切り者だったとは。ハンス、実はラヘルが好きでずっと危ないところを助け、財宝もフランケンから奪い、しまいには絶望を味わったラヘルを楽にしてやるためインスリンを打ったんじゃ(ラヘルのためにインスリで楽にはいくら何でも無理があるかw)…と思ったけど全部自分のためだったんだね。がっつり悪党じゃん。
🌹スマール簡単に建物の設計図、手に入れてたけど裏切り者だからこそ容易く手に入れられたんだなって後になって気づいた。
🌹カウトナー将軍も死んでもらいたかった。
🌹ロニー、タフな女すぎる。ラヘルも強い女の人だったけど、ロニーは色んな意味で更に強い女性だった。
🌹最後、ハンスが入った棺桶のネジを締めるシーン、やっと復讐果たせたね。しかも家族の写真が入ったロケットを使って。お疲れ様ラヘルと思ったと同時にもっと痛い目合わせてもよかったな、報復足りないと思ってしまった。
いちみる

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