アメコミヒーローの実写映画。
いわゆるマイケル・キートン版バットマンの2。
「ザ・バットマン」と登場キャラクターと内容、演出が被っており、あちらのリメイク元であるように感じた。
子どもの頃から「ダークナイト」を狂ったように観続けている私としては、マイケルキートン演じる「ブルース」は顔が怖すぎると常々感じているのだが…若い頃はまだ金持ちの気品も内包しているようにも見えた。乗り物やマントなどは近年の作品のように活躍しないものの、ベルトのギミックが仮面ライダーのようで本作の方がワクワクさせる。
今見ると馬鹿馬鹿しいと感じる部分も多いが、ヒーロー物は基本的に子ども向けのなのでこれでいいのだ!…とも思う。
キャットウーマンのビジュアルは「ダークナイト ライジング」のゴーグル型が至高だと思っているのだが、今作のツギハギだらけのレザースーツも不安定な彼女の内面を表現しているように見え、イケてる。
ヴィランの魅力が光る作品。
もっと若い頃に観ていたら思い出の作品になったはず。