このレビューはネタバレを含みます
タイトルだけ見てコーエン兄弟のやつ?と思い、映画の冒頭を見てレインマン的なやつ?と思ったけど、結構面白かったなあ。笑いあり涙あり。陳腐一歩手前のありきたりなストーリーではあるんだけど、サンウとポングの凸凹兄弟のやり取りは面白かったし、ラストへ行く流れはホロッときた。死に際の父親が「ポケットにお金入ってるからそれでご飯食べな」って言ったというところは泣かずにいられない。
最後にオービスの写真が出て来るところもいいなー。よい終わり方。
若いイ・ジョンジェが何か垢抜けないっつーか、イモっぽいので驚きと共に見ました。顔にほくろがあったんだなあ。今はなくないですか。この人は40代になった現在が一番うつくしいのではなかろうか。なんか笑い方がバカっぽいという長所を遺憾なく発揮されていて、サンウという役はぴったりだなあと思います。笑顔一発で乗り切っていこうという気概ね。そして映画後半では勿論ちゃんとそれ以外の顔を見せてくれる。