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キャットウーマンのよーだ育休中のレビュー・感想・評価

キャットウーマン(2004年製作の映画)
3.0
アメコミの代名詞・バットマンにヴィランとして登場するキャットウーマンをモチーフにしたラジー賞受賞作。

美大卒のPatience(Halle Berry)は、勤務先にとって不都合な秘密を知ってしまい殺される。女神バステトの化身に魅入られていた彼女は、スーパーパワーを宿したキャットウーマンとして蘇る。


◆バットマンとは関係ございません!

不遇の死を遂げた内気な女性が猫化して蘇るというザ・アメコミな設定だけ失敬。

古今東西、歴史上の至る所に、キャットウーマンは存在していたんだよ。あなたの様な人は沢山いるのよ。という冒頭の演出×猫おばさんの説明があり、ゴッサムの彼女とは似て非なる人なんだという事が明らかになる。


◆全盛期のHalle Berryが美しい!

アフリカ系アメリカ人初のアカデミー主演女優賞を受賞し、ボンドガールにも抜擢された人気絶頂のH.Berryが可愛いのなんの!

ウェーブがかったロングヘアも、イケイケなベリーショートも素敵!冴えない広報担当時代も自信満々な猫化後も魅力的!

ただ、キャットウーマンのメイクとマスクはとんでも無くダサかった。H.Berryの美貌をもってしても残念だった。あのいけすかない社長じゃないけど、誰だよ、デザインしたの。

猫化復活直後の首の傾げ方は勿論猫を意識したのでしょうが、口半開きなのがすごく気になった。猫っぽいというよりもアホっぽい。アホっぽいH.Berryもこれはこれで良いのですが!作品的にはこれでよかったんか監督!


◆無茶な設定とクセの強い演出

H.Berryが出ているだけで画面は華やか(1/3はダサいマスク着用なのが勿体ない)。物語の展開は単調でありがち。設定はツッコミどころだらけ!

猫屋敷の女主人とか。美容クリームの副作用とか。なんでこんなにスッと受け入れられるの!そうかこれがアメコミのノリか!(そうなのか?)鉄壁お肌で高笑いするSharon Stoneがとても楽しそうだったので、あんまり深く考えちゃいけないんだなぁとお察し。

1on1のシーンとか、劇場でのシーンとか、近距離での絡みシーンが印象的。確かにセクシーなんだけど、カットが早すぎて眼がチカチカしてくるんじゃあ。