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キャットウーマンのmitakosamaのレビュー・感想・評価

キャットウーマン(2004年製作の映画)
2.5
ラジー賞を取ったのも致し方ない、キャットウーマンをモチーフにしたパラレル作品。きっと監督に原作に対する興味が一切無かったんだろうな。作品へのリスペクトが無いのはイカン。

主演のハルベリーがキャットウーマンだが、セリーナカイルで無く、ペイシェンスなるオリジナルキャラクター。化粧品会社のデザイナーだったが、会社が毒物化粧品を売ろうとするを知り殺されちゃう。
エジプトの猫神さまマオキャットの力で蘇りキャットウーマンへ。
恋人の刑事と板挟みでキャットウーマンとして会社の犯罪に挑む。

先ず雑な映画だなーという印象。
マオキャットなる猫が何故、ただのイケテナイOLに力を授けたのか、何の理由も必然性も無い。選ばれた理由が欠落してるんだよね。

マオキャットの秘密を知る謎の女性は謎のまま最後まで正体が分からない。

刑事トム役のベンジャミンブラッドも、ぶっちゃけ全然格好良く無いじゃん。ペイシェンスを助けた日にいきなり会社に会いに行っちゃう。普通ならドン引きなシチュエーションだが、会社ではみんなセクシーガイが来たと色めき立つ。嘘つけ!そんなわけあるか!

一応怪盗の設定を活かして宝石を盗むが、盗んだ翌日に返しちゃう。なんなんだ?

使い続けると肌が大荒れしちゃう危険な化粧品を強引に販売する社長のイカレた行動。そんなわけ無いじゃん。
しかも愛人によりほったらかしていた妻に殺されちゃう。
ラスボスがシャロンストーンになっちゃうが、これまた残念な展開。化粧品を使い続けたから肌が大理石のように硬くなってキャットウーマンの攻撃もヘッチャラだぜ!って、バカかな?

自由な猫の素晴らしさを訴えたラストも、まるで意味がわからない。雑of雑。
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