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ONE LOVE ワン・ラブのTJのレビュー・感想・評価

ONE LOVE ワン・ラブ(2003年製作の映画)
2.5
レゲエの神様ボブ・マーリーの息子キマーニ・マーリー主演。偶然スタジオの入れ違いで出会ったゴスペルとレゲエの歌手の男女が、宗教や音楽の違いを越えて恋してく、ジャマイカ全開の本作。ディテールはともかく主演の2人が超絶に歌うまい!

ジャマイカといえば?ウサイン・ボルト、ブルーマウンテンコーヒー、マリファナ、そしてレゲエの国。映画で言えばハーダーゼイカムや、クールラニング等。そのような第一印象で挙がらない、この国の裏側。貧困街としてのゲットーや、宗教間の対立、警察や政治への不信、薬物問題、銃社会、差別問題。そんな側面もこの映画では登場します。

特にこの映画の主人公はラスタファリアンとカトリック。異教徒である2人が、周りに反対されながらもゴスペルとレゲエをも越えて仲良くなっていく過程は心地いい。

時折ボブが乗り移ったかのように見えるキマーニ。そしてシェリーヌはかつてのホイットニーのような美声。2人とも本職歌手やから当然やけど彼らのセッションはかなり聞き応えあり!
03年公開なので劇中に当時のヒット、エリー、ショーンポール、シズラ、ジャーキュア、モーガン、マーシャル等少し懐かしい曲も流れます。見終わった後、さらにジャマイカという国が好きになりました。
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