このレビューはネタバレを含みます
やたら芸術点が高い
構図と光と映像の質感
艶やか
もっと新しい映画だった記憶だったけど99年か〜
全裸監督のメンツが若すぎたので笑
てかまたビデオなのね
そして突然の「タルコフスキーの映画って見たことある?」
世界観はなんだかとってもDIR EN GREY
夢のシーンで現実なのか非現実なのか錯綜するのはよかった
ただ前半のエロ親父の妻探しパートが長すぎる気もした
現代の作品なら20分くらいにまとめてしまう気もする
長いわりに後半に効いて来る感じもあまりない
全体の雰囲気は好きだったがなんか惜しい作品だと思ってしまった
もう少し悲しみと狂気の合流点を深掘りして欲しかった
それ以上に麻美の「どうせみんなセックスしたいだけ」って台詞に興醒めしてしまったのはある
なんだか単純なパニッシャーに思えてしまって
狂気に深みがないというか、この人の闇そんなもん?となってしまう
そんな単純な男女の話なのだろうか…
最後は男性の加虐性へのリベンジするただのなんちゃってサディスト、とって付けたキャラクターみたいでライトだった
若干、村上龍 臭への嫌悪感もあったのではないかと自分の中では否めない
ちなみゴースト系ホラーではないです