やまびこ

オーディションのやまびこのレビュー・感想・評価

オーディション(2000年製作の映画)
3.6
きりきりきりきり〜♪クセになる。口癖になりそう。学校で言っちゃいそう。

ホラー映画好き人間として今まで多様な講釈を垂れてきた。ホラー映画というジャンルなら日本は他国と比べても1位を取れると思う。和ホラーが一番怖いんだから。

ホラー映画は2種類に分けられる。超常現象といった演出で怖がらせるびっくり系、結局人間が一番怖いね〜というジリジリ系。このオーディションは後者にあたる。個人的にはジリジリ系が好きで、その理由は演出で勝負せずにストーリーを駆使して私たちを怖がらせるから。創意が感じられる。私がミッドサマーを好きな理由はこれなのだが。

この映画は何が現実なのかよくわからなくなって、この世界線は夢なのか?と安心した途端、「きりきりきりきり〜♪」と現実に戻される。いや現実なのかもわからない。キャ〜!である。トム・ブラウンの布川なら絶対そう言う。あとグロ映画として観てもなかなか精巧で、足🦵切りシーンとか痛え痛え。リアルすぎて無理って人もいるだろうし、実際自分も目を背けたくなった。しかし当たり前だがこれは美術さんが作ったもので、リアルということはそれだけ本気で作っているということ。その観点で私は感心してた。

カルト映画や。こえ〜って思ったのまじで久しぶり。途中息子の彼女役の人が棒読みすぎてそこはちょい萎えた。あと音ちっさくて何言ってるかわからんときもあった。自分は映画を最大限に楽しみたいから、惜しいな〜と思った。
やまびこ

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