つるみん

オーディションのつるみんのレビュー・感想・評価

オーディション(2000年製作の映画)
3.6
今週のポータルキャストで、きらちゃん・タランティーノさんが紹介されていた作品。

〝きりきりきり〜、きりきりきり〜〟
〝これはね、骨付きのお肉でも簡単に切り落とせるの〟

などと名言を次々と残していった椎名英姫にあっぱれ。

妻を亡くし、息子から再婚の提案をされた主人公の重治は、友人が担当している映画のオーディションで、その中から再婚相手を選べば良いじゃん!となる。そこで惹かれた山崎麻美という女性。しかし彼女には誰にも言えない秘密があった…。

90年代や2000年代前半の邦画でよく見られる赤や青のライトアップがとてつもなく好みで、あれはあの時代の邦画だからこその味が出ていて本当に好きなんですよね。本作でもそのライトアップは雰囲気を出すのに非常に重要な役割をしていました。

R15+といっても後半までは、大人しく、少しずつ嫌な怪しい雰囲気が続くだけ(そこも好みでしたが)
ただ後半からの畳み掛けにはあっぱれ。痛い!痛すぎる!!!少なくともイーライ・ロスの『ホステル』は本作を参考にしている点が多い。

それにしても大杉漣さんの使い方よ…(笑)
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