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リンカーン弁護士のnaoのレビュー・感想・評価

リンカーン弁護士(2011年製作の映画)
3.8

時には汚い手も使いながら、優秀な弁護士として抜け目なく生きてきた男が、ある事件の弁護を引き受けたことからトラブルに巻き込まれていく様を描く

多くの法廷映画では、室内の神経戦が主となり内容が複雑化し易いですが、本作品は序盤で犯人が判明し、弁護士という立場からどうアプローチするかの駆け引きに重点を置くことでストーリーをシンプルかつ奥深く仕上げていました

単純な善と悪の対立構図でなく法のプロフェッショナルとして司法制度の裁き具合が秀逸で、よくある法廷ものとは一味違った、どことなく昔の私立探偵もののテイストもする、B級映画臭がする邦題からは想像できないほど良質な法廷サスペンスです!
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