TakeshiHiraide

リンカーン弁護士のTakeshiHiraideのレビュー・感想・評価

リンカーン弁護士(2011年製作の映画)
4.5
敏腕弁護士マコノヒーが善悪どちらの味方か分からない序盤から、知らず知らずに悪側に加担させられ、紆余曲折を経て自分も傷つきながら結果的に純然たる勧善懲悪であり、耐えに耐えて最後に正義を貫くあたり任侠映画に通ずる物を感じた。

マシュー・マコノヒーが演じるミック・ハリー弁護士のストイックに事件を追う姿、真相を知り落胆し酒に溺れボロボロになりながらも正義に執着し、証拠を揃えて犯人を追い詰める様から、この映画の約3年後に放送された私が観た中でも生涯最高と信じてやまない「トゥルー・ディテクティブ」のラスト・コール刑事を投影してしまう。
同作品での衣装はこの映画で事前に全て決まっていたのではないだろうか。

黒スーツでキメて法廷に立つ姿から酒に酔ってタイを緩めた所までオンオフ両方とも男のカッコ良さと色気全開。
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