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リンカーン弁護士のqpのレビュー・感想・評価

リンカーン弁護士(2011年製作の映画)
2.5
 弁護士のミックは司法取引などをしており、弁護士を仕事ととらえている。金持ちの不動産の息子のルイスを弁護することになったが、過去に扱った事件と関係があり、という話です。

 ミックはやり口が同じということで過去の事件に気づきます。でも、ルイス側が過去の事件に気づかれるリスクを踏んだ上で、ミックを選んだ理由がよく分かりませんでした。他の弁護士なら以前の事件に気付かないだろうし、ミックが本件を担当していなければ、本件自体に気づかないだろうしと思いました。

 中盤からサスペンスの要素もありますが、おおむね話の筋が見えてしまった割にドキドキ感が少なかったです。正直、動機がよく分からなかったところが気持ち悪かったです。

 法廷のシーンは見応えがありますので、裁判ものが好きな人にはお勧めです。そこで証明の仕方も面白いですし、ラストの証言者は興味深かったです。

 また、本作は有罪と分かっている人をどう弁護するかを観ていて面白かったです。勝訴したほうが良いと思う一方、社会的に正しいほうに導く必要性があり、弁護士は時に難しい職業だなと感じました。
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