本を繰り返し読むことは殆ど無いのだが、
つぐみは何度も読んだ。くらいに好きだ。
読みやすいのもあるが、夏の匂いも分かりそうな情景描写に心惹かれた。
で。映画版はどうかというと。
確かにつぐみしてる、でもなんだこれめっちゃ退屈。
導入で小説の地の文を一から十まで全て読んでいく時点で、眠くなった。そこは映像で表現して欲しかった。
と思えば中盤以降はナレーションが無くなり、若干説明不足という。
基本は、原作に忠実なのだが、
今年で旅館が終わるという個人的超重要描写がない。
終わりを自覚をしながら楽しい日々を過ごすっていうのがこの作品の魅力だと思っていたので残念。
そもそも、日々が魅力に感じない。花火など、つぐみ達と夏を楽しむシーンを入れたらもっと良かったのでは。(と思ったが、祭りのシーンとかはあったか)
あと、まりあについて、小説だと主観で語られるから問題ないが、映画だと流石にキャラ薄くないか。
でも、つぐみが近所の子供とか、おばさんに絡むシーンは最高だった。もっと欲しい。