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レインマンのmylifeのレビュー・感想・評価

レインマン(1988年製作の映画)
4.5
何となく目に留まり遥か昔に感動した覚えのある「レインマン」を再鑑賞してみた。いやはや、いつ以来かな。余りにも懐かしい。再び触れるのは、およそ25年以上は経過していると思う。いや、もっとかな…多分。

ふむむ…トム・クルーズめっちゃ若いね。非の打ち所の無いようなイケメンやし今も第一線で活躍しているのが更に凄まじい事実。さて、今は60歳みたい。ほんまに映画に愛された人だ。

自閉症の兄にはダスティン・ホフマン。いゃあ、ダスティン・ホフマンも若いね。そりゃ、トム・クルーズもそうやから…まぁそうやねんけど。同じくウィキペディアで調べると今は85歳か。こちらも映画に愛された数少ない人のように思える。

さてと、本作は兄弟の物語。遺産が目当てで共に行動するようになる訳だが二人の境遇はまるで違う。しかも、兄がいたとは知らなかった弟。そんな、二人の心温まるロードムービー。

弟のチャーリーは兄レイモンドにコトあるごとに言う事を聞かせようとするが何かと抵抗する兄。彼の中にはルールがあって理解しようとしない弟は苛立ちが募る。

そんな、兄弟が次第に歩み寄るかのような展開が純粋に胸を打つ。うんうん、そんな感じ。更に本作の持つ魅力は兄レイモンドの天才的な頭脳によるものが大きいポイントだとも思える。

カジノでのチャーリーの喜びようは、まるで自分のコトのように嬉しくなる感じだ。無論、ギャンブルに勝ったと言うのが大きいのだが…それだけではない絆のようなものを感じるかのよう。

ともかく、サヴァン症候群と言う難しい役柄を演じたダスティン・ホフマンは流石に圧巻。オスカーも納得。だが、客観的に見てもトム・クルーズの支えが大きかったとも思えた。だって、僅か一週間の付き合いであるが表情がまるで違うんやもんね。

心が通じあった瞬間は必見である。時を経ても改めて名作だと感じた今日この頃である。
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