これはジャンルでいうとロードムービーなんだろうか。父の死をきっかけに自分に自閉症の兄(ダスティン・ホフマン)がいることを知った弟(トム・クルーズ)。父の遺産目当てに兄を施設から連れ出す。
なんともシンプルな話で、音楽もほとんどないのだが、トム・クルーズに関しては演技だけで感情がビシビシ伝わってくる。
若干人間不信気味なんだろうか、というところから始まり、二人の車の走行距離に比例して、徐々にそういうのが溶けていくところまで。
自閉症に関しては自分は知識が乏しい。ただ、ダスティン・ホフマンが一瞬ニコッと笑った時、なんとも言えない嬉しさを感じた。