yasubei

八つ墓村のyasubeiのネタバレレビュー・内容・結末

八つ墓村(1977年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「私にだって大切なものくらいあります!」最初のTRICK劇場版で仲間由紀恵がこう犯人に向けて語るの、改めてあの作品がパロディやオマージュとして擦り倒してきたであろう横溝正史の代表作として改めて八つ墓村を見てみると、自分の出生の秘密を知った萩原健一演じる田治見辰弥が自分が田治見の血を引いていないという、それでも鶴子の父である丑松はその事情を汲んでなお鶴子を逃がし、何も知らぬ辰弥にはそのまま大きくなって、幸せに生きてほしいと述べるのに「砂の器」で描かれた親が子に向ける愛情の描き方があるのだなと。
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