このレビューはネタバレを含みます
小説読者からするとまず最初に天草四郎が神への信仰を捨て、同じく神への信仰によって大切な夫との絆を失ったとするガラシャを復活させる、という過程を描くのにまず驚く。
原作で関ケ原で敗れた小西行長の遺臣であ>>続きを読む
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「生き物はな 生きていることが全てよ 生きていることが全てだからこそ大きいも小さいも関係ねえんだ それを誰かが 何かの目的の為命をかけ始めたらどうなる? オレたちはその内何か目的がないと生きられねえバ>>続きを読む
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菅原文太演じる桃さんより愛川欽也のジョナサンの方がトラックで建物に突っ込むわ置き去りにされた女の子を自分の家に引き取るわと滅茶苦茶な行動力で話進めていくのが印象に残る。
一方で桃さんも積み荷からスイカ>>続きを読む
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ゆうきまさみや広江礼威の書く「悪党」同士の会話を実写の映画で見ている気分になる映画だった。
言い替えるとこの二者のキャラクターの書き方とスパイク・リーの人物描写の技法に通ずる部分とは何かと考えると、登>>続きを読む
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藤純子パートだけ見てると意外とストライキの場面が丁寧に描かれてる作品に思えるのだが、最終的に金子信雄演じる悪党を始末しに行く高倉健の出入りが藤純子の連獅子と重ねられる事でいかにもヤクザ映画らしいラスト>>続きを読む
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「私にだって大切なものくらいあります!」最初のTRICK劇場版で仲間由紀恵がこう犯人に向けて語るの、改めてあの作品がパロディやオマージュとして擦り倒してきたであろう横溝正史の代表作として改めて八つ墓村>>続きを読む
ダニエル・ビアンキが滅茶苦茶かわいい、それに尽きる映画だった。
ボンド映画のイメージとして良くも悪くも軽妙で洒脱な雰囲気を予想してたのでいざ見てみると思ったより場当たりでなんとかしていく展開が多いのに驚いた。
ただショーンコネリーの演技でそういう展開に見応え与えて>>続きを読む
討入りの流れそのものよりも、大石が京都の山科遊郭にいる所に赤穂城引渡しの際に財産を差し押さえられた大野九郎兵衛が一筆書いてくれと大石に頼み込む一幕の方が味わいがあった。
千葉真一の不和数右衛門は引渡し>>続きを読む
馬生の「笠碁」を聴いた後の余韻にひたる気持ちを思い出す映画だった。