鍋山和弥

ゴジラ対ヘドラの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラとヘドラが、対決する話。それだけに、留まらず。様々な工夫の見られる作品。ヘドラは、人間達の放出している、ヘドロから、生まれた怪獣。人間達の、負の遺産から、生まれた怪獣。そういう意味では、ゴジラとも似てますね。ゴジラも1954年版の『ゴジラ』では、今作の、ヘドロのような、位置合いだったと、思います。核という、負の遺産から生まれたゴジラ、ヘドロという、負の遺産から生まれたヘドラ。この2匹の対決。妙な巡り合わせですね。ゴジラも、昔、モスラに、出会ってなければ、今作のヘドラの、位置合いだったかもしれませんね(^_^;)ヘドラのヘドロによる被害。これが、公害に苦しむ人々の様子。人類は、反省しなければ、なりませんが、みんな、見てみぬフリなのが、現実のような気がします。まさに『海を返せ』ですね(^_^;)そして、若者達の様子。大人になりたくない若者の様子。リアルですよね。この当時も、そうだったのでしょうが、今も、若者は、こんな感じですよね?(^_^;)若い内は、若者は、やはり、無鉄砲なものですね。1954年版ゴジラでも、『ゴジラは、この一匹だけと思えない』というセリフがあります。この『ゴジラ対ヘドラ』でも、『そして、もう一匹?』というクレジット。ゴジラシリーズとしては、原点回帰だったのかもしれません。
鍋山和弥

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