ともや

ゴジラ対ヘドラのともやのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

寝起きに観たのが間違いだった

黄金期には遠く及ばずな低予算感溢れる特撮、独特のアニメや歌が流れるサイケな映像と色々酷い。ラスト10分くらいのバトルくらいしか面白くなかった。

今回のゴジラやたらと人間への面倒見が良かったり、空飛んだりしてる。

田子ノ浦公害で生まれた怪獣ヘドラを倒すゴジラは人間の味方みたいな描写になってるけど、ゴジラも水爆の落とし子じゃん。

人類の傲慢さによって生み出された二体の怪獣が、人間の勝手な都合で殺し合わなければいけない悲哀が描かれるわけでもなく、ただ対決するだけだから、時流に乗っかって公害を扱ってみました感が先立つのが微妙な気がする。

震災や原発問題を直接言及せず3.11を取り上げ、なおかつエンタメとして極上のものを作り上げた『シン・ゴジラ』の凄さが分かる。

次からゴジラは東宝チャンピオン路線になるんだから、当時でもウケはよくなかったんだろうなあ。
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