ショコラ

ピアニストのショコラのレビュー・感想・評価

ピアニスト(2001年製作の映画)
3.0
厳格な母親の許で育った女性ピアニストのアブノーマルな日常。

繰り返される自傷行為。

倒錯した性的嗜好。

痛い、痛すぎる。

エリカ(イザベル・ユぺール)のクールな表情の中に垣間見る、女の性と狂気。

彼女に痛め付けられている錯覚に陥る。

若い恋人ワルターへの歪んだ愛情表現の強要にも、思わず退いてしまった。

可哀想に。

演じるブノワ・マジメルが貴公子。

哀しい女の、不条理な世界に迷い込んだ気分。

鑑賞後の疲労感が半端ない。
ショコラ

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