このレビューはネタバレを含みます
鳥肌立ちっぱなし。ありふれたホラーなんかじゃ全く敵わないほどゾッとした。
ファニーゲームでのことごとく神経を逆撫でしてくる意地悪な演出が嫌になり、ハネケはなかなか見る勇気がでずに避けていたけど、もっと早く見ればよかったなぁ。相変わらず悪意があって、キツくて、エグくて、変態的で、ドン引きしながら観ていけど、哀しい純愛の話でした。
エリカはまともではないし、病気だとは思うけど狂いきってはいない。「狂気を悟りギリギリ正気にしがみつく」ってシューベルトじゃなくてエリカのことだよなぁ。最後も思いとどまっていたし。
誰も受け入れてくれないのはホントに辛い。
原作者の方の半自伝らしいけど、どこまで実話なんだろ
